シンポジウム
【英語教育における基礎の定着を考える】

日時:平成30年3月2日(金) 13:30-17:15(12:30受付開始)
場所:広島大学総合科学部 J棟3階 J307号教室
 

主旨:
  小学校での英語教科化を目前に控え,英語教育関係者の関心事のひとつとして,小学校で英語を学ぶ機会を得た生徒・学生たちに対する,中学以降の指導内容・方法の今後のあり方が挙げられます。 中学・高校・大学と進んでいく中で,英語教育に携わる教員が各学習段階の学習状況を十分に理解すること,また,それぞれの教育機会における到達目標の達成のための英語力の素地とは何かを考えることが,今後さらに求められるでしょう。
  本シンポジウムでは,長年にわたり英語の基礎の定着に関する教育研究活動を継続されてきている金谷憲先生(東京学芸大学名誉教授),そして,金谷先生門下の新進気鋭の英語教育研究者である2名の若手,神白哲史先生(専修大学准教授)と臼倉美里先生(東京学芸大学講師)をお招きしました。 当日は,神白先生と臼倉先生からの話題提供に対して,金谷先生がコメントを寄せ,さらに参加者の皆様とのフロアディスカッションを行います。 本シンポジウムを通して今後の英語教育における基礎の定着に関して,参加者の皆様と一緒に深く考えてみたいと思います。

話題提供① 神白 哲史(専修大学ネットワーク情報学部 准教授)
  英語の基礎基本の定着に相応の学習量の確保が不可欠であることに疑いの余地はない。 しかし,EFL環境下で学習量の確保は容易ではない。 神白は自身が取り組んできた研究や教育活動の結果から,英語の基礎基本の定着と学習量の関係性について考察し,話題提供を行う。 早期英語教育研究,東京学芸大学附属世田谷中学校で取り組まれた「633システム」効果検証,大学における教育活動の結果などを紹介し,なけなしの時間で英語教師に何ができるかを共に考える機会としたい。
話題提供② 臼倉 美里(東京学芸大学教育学部 専任講師)
  中学校で学ぶ内容は,その後の学習の基盤になることから「英語学習の基礎基本」であると言える。 しかしその定着は決して容易ではなく,中学校3年間だけでは学んだ英語を使いこなせるまでには至らないことが多い。 だからこそ,高校に入ってからも引き続き基礎基本の定着を意識した指導を続けていくことが求められるのだが,現状では,新しいこと,より難しいことを教えることに重点が置かれている。 新しいものを積み上げる前に,まずは土台がしっかりと構築されているかを確認することが大切だが,実際に,高校生は中学英語をどのくらい使いこなせているのか。 今回は,のべ5000人の高校生を対象に,中学英語の定着状況を調べた調査結果を紹介する。

 

スケジュール
13:30-13:40開会の辞
13:40-14:50神白先生からの話題提供+金谷先生からのコメント(質疑応答含む)
14:50-15:05休憩
15:05-16:15臼倉先生からの話題提供+金谷先生からのコメント(質疑応答含む)
16:15-16:30休憩
16:30-17:10フロアディスカッション
17:10-17:15閉会の辞

 

<会場へのアクセス – Access>
 JR西条駅から広島大学行きのバスに乗車し,広大西口バス停で下車。
  広島大学東広島キャンパスへのアクセス:
  https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima