― これまでフランス語はいつ、どのくらいの期間、どこで、どのように学びましたか?
1年生の前期からベーシック外国語とインテンシブ外国語の授業を履修していました。また, トライリンガル養成特定プログラムに登録していたため, 3年次までは, ほぼすべてのフランス語に関する授業に熱心に参加しました。基本的な文法や語彙の学習と話す練習を, 同時期に集中してできたことが上達につながったと考えています。また, 話す練習では先生の発音をできるだけ正確に真似し, 繰り返し発音することを心がけました。
― フランス語プレゼン大会に出場するきっかけや動機を教えてください。
2年生のときに初心者のためのフランス語コンクールに出場させていただいたのですが, その時にフランス語がめきめきと上達するのを感じました。そのため今回もさらなる成長が得られると思い, 出場を決めました。今回の大会では7分間のフランス語のスピーチと5分間の質疑応答をする必要があったので準備が間に合うか不安でしたが, それ以上に上達したい思いが勝りました。また, 私はこれまで外国語を話すことに抵抗があったので, その壁を破れるかもしれないという期待も大きかったです。
― 発表テーマとその概要を教えてください。
発表テーマは「La fiction au secours de la réalité (フィクションは現実を助ける)」です。私は物語の鑑賞体験を通して, 物語が自分自身の視点の主観性に気づかせてくれると思い至りました。そしてこの主観性を自覚することが, 現代社会におけるさまざまな他者との関り方に重要であると考え, フィクションがどのようにしてこの気づきをもたらしてくれるかを論じました。
― どうしてそのテーマを選びましたか?
正直に言うと,「物語」が個人や社会に対して与える影響を自身の体験をもとに考えてみたかったからです。私は小説や漫画やアニメといった作品に触れることが大好きで, 日々作品を通して様々な世界や価値観について思いをはせています。登場人物に感情移入し, 自分が体験することのできない人生を追体験することで味わう新しい感情や価値観は自分の考えを豊かにし, 現実への理解を深めてくれると考えています。
― プレゼン大会の準備期間はどれくらいでしたか?どのように準備をしましたか?
準備期間は合わせて4か月程度です。8月の上旬に大会への参加を決め, それから10月上旬までは原稿を作成しながら, 文法の復習や日常会話の練習を行いました。まず原稿を納得のいくものに仕上げることに大変苦労しました。日本語からフランス語に訳していく過程で, 論理展開の甘さや矛盾に気づき修正したことが多々ありましたが, 先生や友人の意見を参考にしながら主張を精緻化しました。そして10月中旬から暗記とスピーチの練習, 質疑応答のための準備をしました。先生と練習していく中で, 文法や語彙は間違っていないけれどフランス語として自然でない表現を指摘していただき, より自然な言い方を学んでいくことで上達することができたと感じています。
― プレゼン大会に出場したことは、あなたにとってどのような点でプラスになりましたか?
プラスになった点は多くありますが, 特に私にとってはフランス語を話すことへの抵抗感が緩和したことが何より嬉しかったです。日常会話で使いやすい表現を覚え, その表現に使われている熟語や文法を他の文章にも応用できるようになる感覚があり, 自信につながりました。プレゼン大会の後に懇親会があり, 審査員の方や大会運営者の方とフランス語で話すことができたのですが, 初めて知らない方と雑談を楽しむことができ, 自分の言葉が伝わることのうれしさを実感できました。
― 今後プレゼン大会に出場する(したいと考えている)後輩にアドバイスをお願いします。
私は先生や先輩, 友人や家族など, 応援してくださった方々に「大会を楽しんで!」と声をかけていただいたので同じく「楽しんで!」と言いたいです。大会の前日まで私はかなり緊張していたので, どうやって楽しめばいいかなと考えていたのですが, 大会当日には自分でも驚くほど落ち着いて元気に発表することができました。正直にいうと本番より準備の過程がつらいと思うのですが, 先生方は親身に向き合ってくださいますし, 先生方との特訓はまちがいなくフランス語学習のみならず今後の人生の糧になります。応援しています。
― (フランス語だけでなく)外国語を学ぶ後輩たちにメッセージをお願いします。
今回の大会を経て, 自分が話す外国語が伝わることの喜びがいかに学習意欲につながるかを実感したので, なんとか勇気をだしてとにかく多く会話をするとモチベーションが維持しやすいのではないかと思います。私もまだまだうまく話せないので会話練習を続けていけるように頑張ります。
(2025年12月)
本学では、アラビア語・ロシア語・韓国語・中国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語の7言語を学ぶことができます。「ベーシック・外国語」は2年次以降も履修が可能です。履修を希望する人は、4月の授業が始まる前に「履修申請」を行ってください。履修申請の期間や詳細は、毎年3月末に学生情報の森「もみじ」に掲載されます。


