7月27日(月)、トライリンガル養成特定プログラム「韓国語コミュニケーション・スキルアップVB」の特別授業において、韓国・済州女子高校の生徒との第1回平和教育プロジェクト(交流授業)をオンラインで実施しました。本プロジェクトは、広島と済州それぞれの地域が歩んできた歴史や文化について学び、平和や人権、多文化共生について相互理解を深めることを目的としています。

 当日は、済州女子高校の生徒による日本語でのアイスブレイク活動の後、広島大学の学生が事前学修の成果として、広島の歴史や平和教育、広島に暮らす在日コリアンの歴史と現状、広島が抱える地域課題などについて韓国語で発表しました。発表後には、済州女子高校の生徒から多くの質問が寄せられ、広島の歴史や日本社会について活発な意見交換が行われました。


 なお、本プロジェクトに向けて、広島大学の学生はフィールドワーク(野外授業)の一環として、7月13日(月)に在日本大韓民国民団広島県地方本部を訪問しました。民団では、広島に暮らす在日コリアンの歴史や生活、被爆者支援の取り組みなどについて学ぶとともに、関係者へのインタビューを通して、地域社会における多文化共生や平和について理解を深めました。また、当日は中国新聞社の取材を受け、学生が日韓関係や歴史認識などに対する考えを語る場面もありました。こうした事前学修を通して得られた知見をプロジェクトで共有することで、より実践的で意義深い国際交流を実現することができました。


 次回は、済州女子高校の生徒が「済州4・3事件」を中心とする済州島の平和教育について紹介する予定です。今後も本プロジェクトでは、広島と済州の若者たちが継続的な交流を通して、多様な視点から平和や共生について学び合う機会を設け、国際的な視野と対話力を育む教育活動を推進していく予定です。